Changing the Game実践 ツーサイドプラットフォーム戦略

こんにちは、Yatzです!

名古屋商科大学MBA授業の備忘シリーズとして今回は「Changing the Game」の授業について記載します。

まず、「Changing the Game」って何?という話ですが、

  • 競争のルールを書き換える
  • 競争軸をシフトする
  • イノベーションで市場構造を変える
  • 競争優位を再定義する

といった要素が考えられますがその視点を踏まえて、この授業は、パイプライン型からプラットフォーム型へのビジネスモデルの変革に着目し、特に「ツーサイド・プラットフォーム戦略」について学ぶことを目的とした内容でした。
ビズリーチやAirbnb、トヨタ自動車など、実際の企業を題材にしたケーススタディを通じて、ネットワーク効果や収穫逓増、チキンエッグ問題といったプラットフォーム戦略に欠かせない概念を実践的に理解する機会となりました。

目次

授業情報

授業の目的

本授業では、従来の直線的なバリューチェーン(パイプライン型)ではなく、利用者間の相互作用を価値創出の源泉とする「プラットフォーム型」ビジネスモデルの可能性を探ります。
特に、ツーサイド・プラットフォーム戦略の特徴とその適用条件を理解することが重視されており、最終的には自らプラットフォーム型の新規ビジネスモデルを構想・発表する力を養うことが目的です。

担当講師(当時)

この授業の講師は 加藤 和彦(かとう かずひこ)先生でした。

略歴

KDDIの前身企業での企画業務を皮切りに、オーストラリア現地法人でのマネジメント経験、米国IT企業での戦略立案などを経て、現在は大学でプラットフォーム戦略とベンチャー支援に従事。

Yatz

KDDIやSun Microsystemsなど、通信・IT業界での国際経験が豊富な先生で肩書きにとやかく言う前に、ダンディーでした。

取扱いケース

授業を受けた感想(ダイジェスト版)

学びの備忘メモ

今回のテーマである「ツーサイド・プラットフォーム」について、以下のようなポイントが印象に残りました。

  • メリット
    • ネットワーク効果により、片方のユーザーが増えるともう片方の価値も上がる
    • 規模の経済が効きやすく、早期に収穫逓増が見込まれる
    • コスト構造上、プラットフォームそのものの拡張が物理資産を伴わずに済むことが多い
  • デメリット
    • 初期の「チキンエッグ問題」(ユーザーがいないと提供者が来ない、提供者がいないとユーザーが来ない)
    • 一方のユーザーグループを無償または優遇する必要があるため、収益確保が困難になりやすい
    • 競争が激しく、勝者総取り(winner takes all)の構造になることが多い

この授業で良かった点の感想

実在する企業のケースを通じて、プラットフォーム型ビジネスの戦略的構造を体感できた点が非常に有意義でした。AmazonやAirbnbなど、自分でも日常的に利用するサービスの裏側にどんな設計思想があるのかを知ることができ、仕事でも参考になる知見が多かったです。
また、最終課題として新規プラットフォームの企画を考える過程で、単なる理論ではなく、現実に展開可能な構想力が問われたのも印象に残っています。

参考図書

この授業に際しては、参考図書の購入は必須ではありませんでした。
一応、参考までに載せておきます。

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この記事を書いた人

いち40代サラリーマンの「もがき」、ここにあります。
上からは無茶ぶり、下からはZ世代の鋭いツッコミ──そんな板挟みの日々を送る、しがない中間管理職です。
「50代こそ、きっと人生の黄金期になる」と信じて、今日もなんとか踏ん張っています。

これまで、新規事業の立ち上げから、事業計画の策定、M&AやPMIまで、実務を通じて経験してきました(いずれも3〜7年ほど)。

実務の現場で感じたこと、学んだこと、そしてちょっとした愚痴まで、共感いただけるあなたに届けたいと思っています。

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